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キタオン

2014年02月号 vol.2

1)THE林’sの体たらくPOP(大衆性)

2014年03月15日 22:56 by kitaon
2014年03月15日 22:56 by kitaon

 

どうも。
季節は2月を過ぎ3月へ。桃の節句でございます。
いかがお過ごしでしょうか。THE林's加藤です。

まれ。

きましたと思いきや、ここ最近はまた寒い。
どうなっているんだ。
『お、春がきたやん』と早計に浮かれちまったもんだから、
尚の事寒く感じる。期待するんじゃなかった。

大体、半端に春とか夏とか秋とかあるから期待してしまう。

北海道は6ヶ月ぐらい冬見たいなもんなのだから、いっそのこと、
全て冬にしてしまってトナカイを狩って骨の髄まで食い尽くすような
生活を送るべきだ。

そうすりゃ、春があることに淡い期待を寄せたりはしないのに。

あったかくなったと思って、陽気で脳みそが茹で上がってしまったかの如く街に繰り出
して、想定外の寒風に打ちひしがれることもない。
春風に女性のスカートがさらわれるのを期待して、街行く女性をドロンとした下
賤な視線で追うこともなくなるだろう。きっと治安も良くなる。

精神の平穏が得られるというものだ。
あらゆる煩悩を捨て去り、永遠に続く欲望の輪廻から私は解脱するのだ。



なんだ、この前置きは。
あまりにも不毛すぎる。

連載第二回にして、最早脱線し、目的を見失っている。
敷かれたレールを信用しちゃいけませんよ。北の鉄道会社を見なさい。イロイロあったもの。



POPsについて語らねばならない。それが私の指名だ。
POPsの定義については、前回の記事で、goo辞書を引用したとおりで、
大衆的なもんの多くは、POPsの要素を孕んでいることが多い。

大衆的=普遍的ということになるのであれば、
我々、日本人にとって季節変動というものは相当POPだ。
みんな知ってるし。

そのせいか、春、夏、秋、冬、
その都度それをテーマにした曲が出てきますし。

この時期なんて世の中にさくらソングが氾濫して、感謝感激雨嵐の末、明日への
希望の光が恐るべき照度を発揮し、そこに在るべき未来とやらも蒸発し てしま
うのではなかろうか、と恐ろしくなるぐらい、輝かし未来へGO!な曲が氾濫しているですよ。

そんだけ、需要があるのかもしれませんが。
 

日本の人は古くから、短歌やら俳句やらで四季を詠んできたわけですから、
現在のPOPs市場において、近代化に伴ってその規模が増大しているのは、無理から
んというか、自然って感じですな。


さくらソングでなく卒業ソングって感じですが、
『なごり雪』は死ぬほど聴きましたが、何度聴いても良い曲ですな。

君が去った ホームに一人 落ちては溶ける 雪を見ていた

の一説が本当に好きです。
伊勢正三の行間の読ませぶりたるや。

こないだ、久々ラジヲで聴きましたが、
やはりこの一説でやりきれなさがぐっとくる。

好きとも、愛してるとも、ありがとうとも、切ないとも言ってませんが、
全体の流れからのこの一説が持つ情報量の多さよ。


つらい…。


とまぁ、良い曲もあるので、一概に全部ゴミとかは言えないのである。
良いモノは聴きたいですし、良くないのは二度と聴かないでしょう。


うむ。
 
ツアーで京都に行ったんですが、その話はまた今度にしよう。 

今月もLIVEやるから、最後に告知をば。
 というかまぁ、今日もライブなんすよね。(3月6日現在)
 
 
 
 
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『15 Films ’before』
at musica hall cafe
open 18:00 start 18:30
 料金 ¥1000(+¥500 1drink)
 
 出演
 
 いとうりょうた
k!so & her friends
 THE 林’s
 永盛 岳生
 澤谷 恒一郎
 青柳 唯
 マツハシユーキ
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